先日、心理カウンセラー2級の資格を取りました。資格といってもそれほど難しい講座ではなく、自分がひきこもりになった原因を深く掘り下げてみたかったからです。
潜在意識を書き換えるとか色んな方法があると思いますが、どうして私が「ひきこもり」になったのか、何が原因で幼い頃から自己肯定感も低かったのかを知るヒントになればと思いました。
学んだことと自分の乳児期を比較して、なるほど!と思った点とこれから出来うる解決策の提案をしていきたいと思います。
Contents
エリクソン発達心理学の乳児期|私スキンシップ不足だったの?!

人間は育てられた「もの」からその習性を受け継いで「育てられたもの」になるという。
そういわれるとたしかに、狼に育てられた子供は四足歩行で人間社会復帰は困難だという話を聞いたことがある。
狼少年・少女について下記のことがWikipediaにありました。
人間の精神的発達
我々人間が言葉を用い、複雑な思考を行ない、豊かな感情を持つのは、決して生得的なものではなく、放っておいてもそのような資質が自然に発生する事はないとされている。
人間の精神的発達は、幼児期の環境に大きく影響され、人間的な発達には、幼児期において人間的な環境から習得される必要があり、幼児期に確立された精神的発達の基礎は、その後の発達に影響すると言われている[4][5]。 それらをのちに矯正することは困難であると言われている。
狼少年に限らず、幼児期に動物からアイデンティティーを受け継いだ子供を社会復帰させる努力が試みられた科学的な事例があるが、完全な復帰は困難であることが確認されている。
引用元:Wikipedia
さて、エリクソンの発達心理学に戻ると第一段階の乳幼児期は誕生と同時に、
- 自分を信頼することが基本的安心
- この世で価値ある存在であることを確認する
とのことで、母親ないし、育ててくれている人のお乳をよく飲んで笑い、そして喜んでお世話をしてくれることで基本的信頼を獲得する時期。
それを自分自身に置き換えてみると、と言っても乳児期のことなんて記憶にはない!しかしながら、子供の頃の写真は山のようにたくさんあるし、虐待を受けていたような記憶ももちろんない。なんでだ?!
乳児期にスキンシップ不足だった=だからひきこもりになった?!

視覚も聴覚もほとんど発達していない赤ちゃんにとっては、口唇と触覚は唯一発達した感覚器官になる。(お乳を飲んだり抱っこされたり、お世話全般にあたる)
それがこの乳児期に口唇と触覚を得られていないと、スキンシップ不足。
スキンシップ不足=不信。そしてなんとこれは、
大人になってもこの傾向(不信)が残るという。
このスキンシップ不足で、
- 劣等感が強くなる
- 常にびくびくしている
- すぐに悲観的になる
- 表面は変わらないが内心傷つきやすい

大人になってからのスキンシップの代償行為

子供の頃のスキンシップ代償行為として、指しゃぶりや人形や枕を抱いて寝る。
たしかに私は幼稚園まで指しゃぶりをして寝ていた。もれなくぬいぐるみも横に置いて寝ていた。んー。エリクソン発達心理学的には、我ながらスキンシップ不足の子供時代かと思う。
それが大人になった現在でもばっちりと投影されている。
そして大人になってもさすがに私は指しゃぶりはしていないけれど、その代償行為が・・・
タバコやお酒へになるという。

ばっちりと当てはまっています(;’∀’)
まぁお酒は弱いから今はほとんど飲まないですが。。

ほんとに上記の写真のように、やさぐれた感じのヘビースモーカーでした!
乳幼児のスキンシップ不足|大人になってどうやって癒す?
それは自分自身で温もりを与える
セルフハグでももちろん良いし、今日はよく頑張ったねぇと自分の腕を優しくなでてあげるのも良いと思います。私は寝る前に、自分自身に「今日もありがとう」と思いながら腕やお腹をさするようにしています。これは結構オススメです。

まとめ
抱き枕も販売されていて、それで安心して寝られるという人もたくさん今の大人にもいるので赤ちゃんの時に親からのスキンシップ不足だったのかー!!と嘆くことは私はないと思うのです。
完璧を求めることの方が難しいとわかった大人の今。親は親でまだまだ未熟でそれでも精一杯育ててくれていたと思います。

それに思い起こすと、母は今でいうワンオペ育児。近くに頼れる両親もいなかったから必死だったことでしょう。私は最初の子供でしたし、父は昔ながらの人間で家事も育児も女の仕事だと思っているようなタイプでしたから。ネットで気軽に誰かに相談できる相手がいる時代とも違いました。
乳幼児にスキンシップ不足だったから、今ひきこもりになった!という訳ではなく、それを理解することが出来る大人になればいくらでも解決方法だって見つかるわけです。
そしてすべてにおいて完璧な人間など絶対にいません。
だからあなたも大丈夫。
ひきこもりさん達の心をほっこりさせたい、ひかりんでした!