引きこもりって、本人が一番今後のことを考えるのです。
このまま年齢を重ねたらどうしよう。
一生このままではいられない。
生活保護とか受けないとダメになるの?
親の介護とかもどうしよう。
不安で仕方がないんです。
ただ家族は悪気はなくとも色々言ってくるんです。
それの出来る限りの解決策をお伝えしようと思います。
Contents
ひきこもりでも親にとったらいくつになっても子ども問題
ずっと自宅にいると親は今後のことを話してきます。
(当然っちゃ当然ですが・・)
これからどうするの?
何か資格でもとったら?
パソコン教室いけば?
このままでは何も変わらないでしょ?
親の言いたいことは痛いくらいにわかります。自分でもなんとかしなきゃと思っているんです。
それでも上記のようなことを言われると、
言われなくてもわかってる!とケンカ口調になってしまうのです。
そして親からは大きなため息をつかれる。
このため息を聞きたくないから、いっそのことを家から出てやろうと思うのですがそれすらすることも出来ずまた鬱々とした時間を過ごすのです。

ひきこもりには居場所がない
泣くことすらせずに、自室にこもるのです。
毎日出来るだけ家族と顔を合わせないように一日を過ごす。
そして平日のお昼間に外出はほぼ出来ません。
なぜならば、近所のおばさんたちがおしゃべりをしていてるから。(何時間しゃべってるんだよおばちゃん!と何度思ったことか)
「娘さん、仕事も結婚もせずずっと家にいるらしいわ」そんな会話はおばさん達の一番楽しい話の種。
親に対してイライラしているにもかかわらず、わたしのせいで恥をかかせたくないという気持ちがあったり、
世間体だけは一人前でした。
ひきこもりの30代。それでもいつまで経っても親は親、子は子。
ひきこもりの親は子にとって神か鬼か問題

無職でもご飯を食べさせてもらえて、あったかいお布団で寝ることができる。
それは親のおかげです。その観点から考えると『神』です。(まぁ親にとっては仕方なしなのでしょうが)
ただひきこもりの子にとっては日々の暮らしにフラストレーションがいっぱいです。
親はたびたび『鬼』になります。
わたしの経験で今でも覚えているまさに『鬼の限界的』な発言。
たまたま滅多にしない外出をしていた際、母からメールがきました。
『時々、障害を持っているような人みたいに顔をぐしゃっとしてる。他人からそんなことは指摘できないから親の自分が言ってあげている。そんな顔をしないように気をつけなさい』
このメールを外出先で見た時、すぐにマスクを買って泣きながら自宅に帰りました。
諸々のストレスのせいで、わたしは無意識的に左半分の顔を異常にゆがめるようになっていたそうです。もちろん、自覚は一切ありませんでした。
自宅に帰ってからも同じことを言われました。『いちいち指摘したら怒鳴って話を聞かないでしょ。お父さんも同じことを言ってたの。ビデオカメラでも買って自分で確認しなさい。』
自分の親ながら、ひどいことを言うなと思いました。
障害者みたいに顔をゆがめていたのか。。もう二度と外出することも、いよいよ自立することも不可能だ。
さすがにその時は泣きました。
本当に死のうと思いました。
親を恨む可能性もあるひきこもりの子
本当にもう死のうとしましたが、今考えれば幸いなことですが紐が途中で切れて失敗しました。
決定的に厳しいことを言われた子は親を本気で恨む可能性があります。
自分は誰にも愛されてはいなかったという絶望感からです。
ひきこもりで暴力を振るうのは多くは男性だと思いますが、この愛されてない欠乏感から生まれているとわたしは感じます。
ひきこもりの子と真正面から向き合っていますか?

・世間体とか考えずに真正面からこどもと向き合っていますか?
・これ以上ひきこもりの子と一緒にいると、
自分まで頭がおかしくなりそうと思ってはいませんか?
ひきこもりの子どもが30歳をすぎたら社会復帰はますます難しくなります。
まだこどもが若いならば、しっかりと向き合ってください。周りや兄弟と比較するようなことは決して言わないでください。
極端なことを言いますが、それこそ刺し違える覚悟を持たないと簡単には変わらないです。
ひきこもりから脱出した今だからこそわかる親の気持ち
ひきこもりから脱出したあとも、
わたしはずっと母に言われた『変に顔をゆがめているからビデオカメラで自分で確認しろ』発言については、ずっと根に持っていました。
そのことを地方で看護師をして30年の従姉妹に話しました。
意外な言葉が返ってきました。

『80,90歳すぎてて、認知症入っている人でも昔に親に言われたキツイ言葉って覚えてるもんなのよ。親も未熟ってことで、完璧な人間なんていないの。そんなもん。』
母の事をよく知る従姉妹ならば少しはわたしの味方になって共感してくれると期待をしていました。
でもそうではなかった。
母も辛かったのだ。
自分ばかりが辛いと思ってたけど、そうではなかった。
それが理解できてから、もう恨む気持ちはなくなりました。
まとめ
親としてもひきこもりの子どもを心配するあまりに、
イライラしてどうしようもなくなってしまうのも今では理解できます。
わたしは今これが理解できたから親を恨む気持ちはありません。
・自分の育て方が悪かったのか
・甘やかしすぎたのか
等々、親側もご自身を責める前に子供さんと本気で向き合ってください。
それがきっと恨まれるような暴言には繋がらないのではないかと思います。
ただ恨まれるようなことを言ってしまったとしても、
子どもが立ち直った時に「あの言葉を言ってもらって良かった」と思うかもしれません。

子どもさんに強く生きていって欲しいと
心から願うのであれば、世間体もどうか気にしないでください。
子どもは親が思っている以上に敏感です。
愛していることをちゃんと伝えることをしてあげて欲しいです。
今日もどうもありがとうございました。
一日に小さな幸せを見つけられることができますように!
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