何かしらの理由で、ひきこもりになる。
理由のないひきこもりはありません。
そこでゲームに没頭してしまっているひきこもりさんが、
どうやったら抜け出せるかをお話ししていこうと思います。
Contents
ひきこもりの世界=ヴァーチャル空間
自分の本当の姿を見せなくてもいい、PCやスマホの世界。
そこで強くなればなるほど、
そのゲームの世界では
自分は『すごい人』と認めてもらうことができます。
一目置かれて、ヒーローになれる。
なぜかというととても大切なこと。
そして、
現実世界はクズ扱いされていると思い込んでいるから、
ヴァーチャルな世界で結果を示せば、
他人から認めてもらえる=承認欲求が満たされる
というわけです。
親は無理やりゲームを辞めさせてはダメな理由
なんだか矛盾していることを言っていますが、
親がひきこもりからゲームを無理やりに取り上げたり、
使えないようにすることは絶対にやめてください。
もしそういうことをしてしまったら、
ひきこもりはますます悪化していくでしょうし、
またはそのイライラを家族にぶつけることもあります。
なぜならば、
自分の唯一の世界から
また一人ぼっちの孤独を感じてしまうから。
だから、引きこもりなのです。
ひきこもりをゲームから引き離す方法とは?
多くのオンラインゲームは、
課金をすればどんどんと強くなるし、
そこで結果を見せつけることができれば認められます。
だから
- 課金を徐々に減らす
- できるだけゲームできる環境から遠ざける
- 利用時間を設定する
まずここから始めていくのがベストかと思います。
まぁそれがなかなか難しいのですが、
海外でWi-Fiを使えないようにするとかとにかく、環境を変えれば多くの人は変わります。
オンラインゲームから立ち直ったひきこもり君
実際にわたしもオンラインゲームをかれこれ2年しており、
わたしは無課金で今現在もやっているのですが、
その同じグループ内で、
『実は僕はひきこもりでこのゲームしていることだけが、生きていてとても楽しい』
以前にそうカミングアウトした男の子(自称23歳)がいました。
たしかにその男の子はとても強くて、
課金もめちゃくちゃしていたのでグループ内では
『〇〇(ゲーム内で名前)さん、今回一位おめでとう!』
そういうやり取りが度々ありました。

その彼がラッキーだったことは、
わたしが所属しているグループメンバーがとても博識な方が多く、
そしてとてもおおらかで優しい方ばかりだったことです。
『実は僕はひきこもり~』発言は、
グループ内チャットで発言していました。
当然メンバー全員がビックリしたわけですが、
メンバーの中には、
東京の有名大学で社会学者の先生やお医者さん、
わたしのような会社員から現役キャバ嬢や風俗嬢。
なんとも多種多様なメンバーだったこともわかり、
- 子供が病気で母一人子一人だから今は風俗で稼ぐしかないと言っていた人。
- それは日本が抱える大きな問題でもあるから恥ずかしいとは思うなと言った人。
- 人なんて元々強くないから、傷ついてもそれに免疫をつけていけばいいよと言った人。

すべては覚えていませんが、
彼を応援する気持ちが大きくて(会ったこともないのにね)、
できることからやっていくことの一つに、
無理な課金は今後しないこと。
ゲーム内の名前等を変更してしばらくそっとすることになりました。
そしていきなり消えていなくなると、
それはそれで心配だったので、
わたしからは、
一日になにか出来たことあったら報告してね
と伝えました。
ゲームひきこもりが社会復帰できるまでにどれくらいかかる?
バリバリのゲームひきこもりをカミングアウトしてからも
しばらくは葛藤が続いたようでした。
課金はしないものの、
『僕はそんなに強くなれない』と弱音をたくさん発言していました。
でもそのうちに
『今日、コンビニのバイトの面接行ってきた』から
数日後、でも『理由わかんないけど不採用だった』とか、
色々と発言の機会が増えるたびに、
「面接行っただけでも進化したじゃーん!」や
「今はさ、予行演習でいいよ!」という前向きな発言に感化されて、
今はウェブ関係の仕事をしています。
もしかしたら正社員になれるかもしれないと。
忙しい合間をぬって、
適度に課金をしながらゲームは続けていますが、
ここまでになるのに、
およそ一年かかりました。
一年が早いのか遅いのかはわかりません。
でも彼は言ってました。
『みんなにめっちゃほめてもらってアドバイスもらえて、まだバイトだけど働けるようになった。ありがとうございます!まだこれからもこのチームでゲームも続けます!』
まとめ・後日談

ゲームひきこもりの上記の彼は、
すごくレアなパターンだとは思いますが、それでも克服することができたんですよね。

実は後日談があるのですが、
先日ゲームオフ会たるものがありまして笑
こういう会に参加するのがわたし諸共全員が初めてだったのですが
なんとその彼もわざわざ新幹線に乗ってやってきてくれました。
集まった人数は場所や日程の関係で5人でしたが、
とても活き活きしていて、元ひきこもりとは思えませんでした。
まぁ話す内容はゲームのことがほとんどですがね笑
なんだかみんな親心で見守るような優しい気持ちになりました。
ひきこもりでも立ち直る機会はそこらへんにあるものです。
もし今現役バリバリひきこもりです!という人がいれば、
こういう脱・ひきこもり方法だってあるということです。
本当は、
応援して咤激励してくれる人が身近な親ならば一番なのですが。
SNSでも女の子は悩みを聞いてくれるという男性に簡単に会ったりしてはいけません。
ここではあくまでもとてもよかったゲーム内でのことです。
さて今日も長々とお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な一日になりますように。